残業代(未払賃金)に関する問題
時間外労働等に関する割増率
時間外労働の種類 | 割増率 |
時間外労働 | 25%増 |
法定休日労働 | 35%増 |
深夜労働 | 25%増 |
時間外労働かつ深夜労働 | 50%増 |
休日労働かつ深夜労働 | 60%増 |
深夜は午後10時から午前5時まで | |
1か月60時間を超える法定外残業については、50%増(2023年3月までは大企業のみ) |
時間外労働の証拠
会社に対して残業代を請求する場合には、こちら側で残業代を計算する必要があります。
計算する際は、何月何日に何時から何時まで働いたのかが分かる資料が必要となります。
一般的にはタイムカードや勤怠時刻管理ソフトなどとなります。
ご本人がすべての証拠を持っていない場合には、会社に残業代を請求する前の段階で、これらの資料の開示を求めることになります。
会社側の反応
残業代を請求した会社の態度は様々ですが、請求書に従ってすぐに支払ってくる会社は多くありません。
法的に通らないような無理な主張を述べて支払いを拒む会社もあれば、一応法律的には成り立ちうる主張をする会社もあり様々です。
形式的には残業代を抑制する制度を導入していても、法律に則った適切な定めがされていない、適切な運用がされていない場合もあります。