住宅ローンの支払いが厳しくなり、自宅の維持をあきらめる場合、任意売却か競売か選択を迫られることがあります。
任意売却では不動産業者等を通じて、金融機関と協議のうえで売却を進めることなります。売却が決まれば当然退去する必要があります。
競売は、法律に則って強制的に売却を行う手続きですが、競売の手続きが始まっても新たな所有者が決まるまで、通常半年程度は最低でもかかるため、この間はローンを払っていなくても退去させられません。
売却代金は通常競売よりも任意売却の方が高くなりますが、任意売却でも競売でも、売却代金でローン残額を賄えなければ、残ローン額を支払わなければならない点は一緒です。
任意売却も競売もそれぞれメリット・デメリットがありますので、自宅を諦める決断をする際は、一度専門家に相談することをお勧めします。
